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March 2004

March 28, 2004

田中眞紀子の娘

週刊文春が仮処分で事前差し止めをくらった件、この問題はプライバシーと民主主義を秤にかけるという重大な問題をあっさりと仮処分で決めてしまったという恐ろしい民主主義の危機の問題だと思う。

確かに、田中眞紀子の娘がたった1年で離婚しちゃったなんて問題はたいした問題じゃない。しかし、そのプライバシーの侵害を報道を差し止めるという方法でとらせる事に同意した裁判官は、憲法より私人の権利の方が大切という感覚しか持っていないなら法の番人失格だ。今すぐ辞表を書いた方が世のため人のため。

表現の自由については、優越的地位があるというのが憲法学の通説的見解。法治国家というものを堅持しようと考えるのであれば、プライバシーの侵害という人権の侵害を検閲という方法で、行政権でない裁判所であろうとも抑制する事は断じて認めてはいけない問題。

法治国家では、たとえ子供を殺された親であったとしても損害賠償請求しか出来ない。それを、1私人のプライバシーの問題があれば、その他の記事もひっくるめて事前に差し止めて良いなどということになれば、週刊誌で政治家のスキャンダルを扱った場合に、その週刊誌に掲載されている記事のいずれかに私人のプライバシーに引っかかる点があれば、そのスキャンダルは葬り去って良いということになりかねない。
事後の報道で済む問題ではない。投票日の前と後に発表されることを考えてほしい。

いま、この国の民主主義は危機に瀕している。私たち国民にはこんなことわかんないだろうと、愚弄されている。

〈参考〉
検閲の定義
『検閲とは、行政権が主体となって、思想内容などの表現を対象とし、その全部又は一部の発表の禁止を目的として、対象とされる一定の表現物につき網羅的一般的に、発表前にその内容を審査した上、不適当と認めるものの発表を禁止することを、その特質として備えるものを指す』

http://www.kyoto-su.ac.jp/~suga/kenpo1/kenpo1-16.html

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未来予想図

昨日、たこ焼き屋さんでビールを飲みながらお店のテレビをふと見たら、自民党の御曹司国会議員と結婚した水野真紀が司会する「警告!快適生活の罠!?ニッポン未来話」という番組をテレビ朝日でやっていた。

内容は、暗澹たる気持ちになるような内容。
例えば、「食料の未来」。
一方は、一般の食物よりも栄養価やその吸収にすぐれる「サプリメント」が20年後には主食になる未来。他方は、遺伝子組み換え食品を食べさせられる未来。
その他は、オゾン層の破壊が進んで、おとうさんもファンデーションを塗ってみんなUVタイツをはかないと外出できない未来。

この番組の最大の問題点は、食料問題については、アレルギーなどの問題で自然回帰の運動が起こっている事や、オゾン層の破壊の問題に付いてもフロンの廃止や温暖化対策でCo2の排出を国際的に規制する動きなどを全く無視していること。
食事というのは文化の問題でもあるし、他人とのコミュニケーションを食事の時にはかったりもする。食事の際に咀嚼することで脳の発達を促すということもあるので、いくらサプリメントが発達したとしても、文化的な点や脳の成長のことを考えると食事が全く無くなるなんてありえない。
また、オゾン層の破壊などの環境問題に対して何らの対策を人類が取らない事を前提としている(というか、そんなことは全く無駄と考えているように見える)点に、「いったい何のためにこんな鬱になるような番組つくってるんだよ!」と憤慨してしまったわけだ。

ボーリングフォーコロンバインのなかで、マリリン・マンソンが言っていた「マスメディアは商品を買わせるために恐怖心を煽る」と。
まさに、そのままずばりの番組だ。「怖いでしょ、だからみなさんサプリメントやUV商品を買いましょうねーー」。

最近の日本のテレビ番組には、アメリカばりのマインドコントロール番組があふれている。
政治家の汚職よりも、芸能人や一般市民のちょっとした悪事のほうが「大事な問題」であるかのような「圧倒的報道量の偏り」に気づいている人々も多いだろう。

一般の国民が大切な問題(例えば、政治の問題や経済政策や憲法の問題や税金の問題)について考える為に必要な情報を供給するからこそ、「報道の自由」や「表現の自由」が民主主義の根幹を支える大切な自由と考えられている。
その報道の自由の担い手たちは、今何を考えているのだろうか。自分たちの重責を認識して誇りを持てるような仕事をしているのだろうか。
国民の為などではなく、スポンサーのための仕事しかしていないのであれば、彼らに政治家を嗤う資格などないのではないか。

この番組のナビゲーターが水野真紀ということはかなり皮肉な暗示だと思う。いまのマスメディアが提示している未来のメニューは自民党か民主党か。サプリメントしか喰えない未来か遺伝子操作で汚染された食品を口にする未来か。二者択一というマインドコントロールの基本的技法を駆使して。

未来は二者択一的に予想できるものではない。私たちみんなのための「第三の道」をみんなで考えていきたい。

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March 27, 2004

テロ;元来は国家による無差別殺戮行為をさす言葉

ヤシン師暗殺 強者の側から自制を示せ

 パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスの精神的指導者、アハメド・ヤシン師がイスラエル軍ヘリのミサイル攻撃で殺害された。新中東和平案(ロードマップ)による和平プロセスが失速状態に陥っている中での今回の暗殺はパレスチナ情勢を一段と悪化させるものだ。

 ブッシュ米政権の主導の下で米国、欧州連合(EU)、ロシア、国連の4者がまとめた和平案は05年にイスラエルとパレスチナの二つの国家の共存達成を目標に据えた。それによれば、昨年末にはパレスチナ暫定国家が樹立されることになっていたが、現実はとてもそんな状態にはならなかった。パレスチナ人の自爆テロとイスラエルの軍事報復、さらに報復攻撃と連鎖が繰り返されたからだ。暴力を断ち切ることが和平プロセスの第一歩なのだが、今もなおそれが続いている。

 イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のアッバス首相(当時)は昨年6月、ブッシュ米大統領の前でそれぞれ和平プロセス推進を明言した。しかし、双方の間に信頼感は醸成されなかった。ハマスを含むイスラム原理主義組織が一時停戦を発表し、イスラエルもパレスチナ人拘束者の一部釈放などを行ったが、それ以上に双方の憎しみを助長させることが相次ぎ、ロードマップの先行きは見えないままだ。

 イスラエル側からすれば、ハマスなど武装組織取り締まりでの自治政府の手ぬるさ、その結果として自爆テロを止められない事態は我慢できないことだ。パレスチナ側からすれば、イスラエルによる西岸地区に入り込んだ分離壁の建設、ハマス幹部への暗殺作戦を含む過剰なほどの軍事攻撃、アラファト自治政府議長「排除」の閣議決定などは対話の道を閉ざすものと映る。その間にもブッシュ政権の事実上の黙認の下に分離壁建設は強行され続けた。

 ヤシン師が87年に創設したハマスはイスラエルとの共存を拒否し、軍事部門が自爆テロを行う一方で、政治部門は医療など社会活動を展開し、草の根レベルでの支持を得た。自治政府の非力さとイスラエル軍の攻撃激化がハマス支持を高める要因にもなっている。

 ヤシン師暗殺で今後の事態は予断を許さない。ハマスの自爆テロ作戦は国際社会から支持を得られない。ハマスなどの組織を統御できない自治政府の不十分な指導力は責められるべきだ。その一方で、イスラエルの軍事攻勢が自治政府の行政の手足を束縛していることはないか。

 警察力しか持たないパレスチナに対してイスラエルは軍事力で圧倒している。それでも、これまでの経過は軍事力だけでは和平と安全が達成されないことを示している。ロードマップを死文化させてはならない。局面打開には、強者の側により多くの自制を示すことが求められる。同時にイスラエル・パレスチナ双方に影響力を持ちながら、イスラエル寄りに傾斜するブッシュ政権も公正な仲介者としての役割が問われている。

(毎日新聞 03-23-00:50)

http://www.mainichi.co.jp/eye/shasetsu/200403/23-1.html

パレスチナ問題については、イスラエルのやっていることのほうが、圧倒的に酷い。
パレスチナの人々を圧倒的な軍事力で殺戮し、経済的にも搾取の限りをつくしているのがイスラエル。
流石の日本政府ですら、ハマス氏暗殺については非難声明を出したほど酷いことをやっているのです。
イスラエルが圧倒的強者で、アメリカから無償で大量に提供を受けている兵器を使って、貧相な武器しか持たないパレスチナの人々を虐殺し続けて来たことで、パレスチナの人々に徹底的な「絶望」を植え付け、自爆テロに走らせたのです。

大筋では、この社説にはうなずけるのですが、引っかかる点があります。
新中東和平案(ロードマップ)自体もかなりパレスチナが譲歩した内容だというのに、イスラエルもアメリカも全くそれを実行しようという姿勢が見られない。大量虐殺を後押しし続けて来たアメリカ合衆国に「公正な仲介者」など出来るはずもない。

いま、世界の平和の最大のテロリストは、アメリカ合衆国である。

前の記事に引き続き、毎日新聞ネタになってしまいました(w
100円の新聞とかY新聞などは、頭蓋骨が骨太すぎる報道姿勢なので、突っ込みどころが多すぎて書ききれないのと、A新聞なんかは権力に配慮しながらポーズだけは反権力なのが偽善的な感じがして好きでないので(w

他の一般紙の社説などなどは、低能すぎてコメントする気にもならないので、期待の発露と思ってくだしゃい(w

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March 26, 2004

おまえアホだろ?

小泉首相:「テロあってもイラク撤退せぬ」−−英紙に答え

 小泉純一郎首相=写真=は25日付の英タイムズ紙のインタビューで、スペインの列車同時爆破テロに続き日本国内でもテロが起きる可能性について「どこでもテロの可能性はある。起きないとは言えない」との見方を示した。同時に「テロによってイラクの復興支援から退くことはない」と述べ、テロが起きてもイラクから自衛隊を撤退させるつもりのないことを明言した。

 スペインのサパテロ次期首相がイラク駐留軍を撤退させる意向を表明したことに関しては「(新たな)国連決議が採択されたり、国連の関与が強まり、他国がイラク復興に参加しやすい状況に変わる可能性がある。撤退しない可能性がある」と駐留継続への期待感を示した。スペインのテロが日本政府の方針に与える影響については「イラク復興の必要性は変わらない。変わったのはテロに対する備えを強化しようとした点だ」と国内テロ対策に取り組んでいることを強調した。【坂口佳代】 (毎日新聞2004年3月25日東京夕刊から)

http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/koizumi/art/040325E065_0101101410DA.html

このニュースを見て思った最初の一言「おまえアホだろ?」

イラクへの自衛隊派兵に反対する署名を集めた高校生に対して氏宣わく「複雑な国際政治に対する理解が足りない」。

ほんまにこのおっさんは考え無しだ。一部メディアを除いてこのおっさんのふざけた言辞に対してノーコメントの場合が多いが、政治家としてというより、大人としての嗜み程度の「国際政治」に対する配慮があるのかどうか?

「構造改革」とか「税制改革」とかやたらと「改革」という言葉を連発したりするけれど、経済学部とか法学部とかを卒業した人々が、彼の言辞に対していかなる感想を持っているのか是非アンケートを取ってみたい。そのまま押し進めると、多国籍企業がぼろもうけできて99%の人の生活が圧迫される内容だと理解できているのか?

噴飯ものの「論理」に疑問を持たない輩がおおいのかなぁ?

イラク戦争に付いては、合衆国が圧倒的に悪いことについて、国際的コンセンサスがあると考えるのが様々な情報(大量破壊兵器が発見されなかったことetc.)から明白なので、日本の国際的地位の向上を望むのであれば、慎重な対応・発言をするのが首相の勤め。

それを何の考えもなしに「ご主人様」のいうとおり言う事を聞いているだけなので、国際社会でも顰蹙をかっている。
嗚呼、知らない事は幸いなのかどうか。
無知の幸せは奴隷の幸せ。

奴隷の親玉は言う。「こら!お前たち!ご主人様の言う事を聞かないとただじゃおかないよ!!」。
ご主人様の言う事を聞いていたら、そのうち殺されてしまいますダ!勘弁してくだせえ!!

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三日坊主

ウェブに限らず、日記の類いは続いた試しがない私ですが、ブログを試してみたかったので、
登録してみました(^^)/

何を書こうかな?と思っていますが、気になるニュースや出来事についてのコメントを少し書
きたいと、思います。

気づいて読んで下さった方、ありがとう(^_^)

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