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September 19, 2005

年次要望書と日本の右翼

いま様々なブログで ZAKUZAKUの ナゼ読めない…「アマゾン」で1年超も品切れの本 が話題になっている。

これは、関岡英之(著)「拒否できない日本」(文春新書)米国政府による日本改造(構造改革)が進んでいるがなぜかアマゾンで買えない状態が1年以上品切れになっているというものである。

郵政民営化問題を考えるにあたって、アメリカ大使館ホームページに日本語で書かれている「年次要望書」の存在は一種常識とさえいえるように感じていたし、書店でも同書をみかけて「読んでみたい」と思っていたのでかなり驚いた。

この件について書かれているブログなどを読んで改めて思ったことがある。日本の「右翼」は本当の意味での「右翼」の名に値すらしないということだ。

いわゆる「右翼」と言われる人々は、この年次要望書の件だけではないが、中国や韓国政府が日本政府の姿勢に注文をつけたりすると口汚い言葉で罵りすさまじい勢いで叩いているのを見かけるのだが、こと、アメリカによる内政干渉の歴史については、中国や韓国などの政府による注文よりも影響が大きいにもかかわらず、国民の利益に重大な侵害となる可能性のあることについてごく一部を除いてダンマリを決め込んでいる。

これはいったい誰のための右翼活動なのか?

ご存知無い方も多いかもしれないが、右翼の大物児玉誉士夫の行動から日本の右翼のへたれぶりの原因を推察できるかもしれない。
児玉誉士夫については、「右翼の大物」であったことは史実であるが、その実態は「利権商業右翼」であり、米国CIAに篭絡された売国右翼であったと言われる

日本の右翼運動は、戦後すぐの時点でCIAの手先運動と化していたのだから、米国の干渉についてダンマリなのも納得がいく。

因みに、新潮45の2001年4月号に「児玉誉士夫の召喚回避に手を汚した東京女子医大」という記事の掲載があった。ロッキード事件で長年入院していた東京女子医大に、児玉誉士夫を仮病で入院させたことについての内部告発文書が組合の掲示板に昨年頃掲示されていたことも付け加えておこう。

「愛国心」からやったことならばコソコソ仮病で入院する必要はないだろう。やましいから仮病で入院したのだ。

私が日本の自称「右翼」を信用しないのは、大物からしてこの屁たれぶりだからだ。

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Comments

上記、同感です。で、関連する記事をトラックバックしたら、ミスって、同じもの二つもつけてしまいました。お手数ですが一つを削除していただけると助かります。

結局、明治のクーデタ政権以来、中国、韓国との国際関係を、国際的「法の支配」の関係で構築できなかったんですな。今年は明治138年ですが、この間、ずっと、日本の為政者および国民も、国際関係とはむき出しの〈力の支配〉である、という考え方しかできなかった訳です。だから、あんだけ騒いで、国連安保理常任理事国入りをしくじるんですよ。

Posted by: renqing | September 20, 2005 at 04:19 AM

renqingさんはじめまして、コメントをどうもありがとうございます。
トラックバックは一つ削除しておきました。
そうですよね。もっと、アメリカ以外の国とも上手くやっていれば常任理事国入りはあんなに必死こかなくてもころがりこんできたかもしれませんね。
なんでも軍事力だけで解決するという短絡的な考えかたの人を見かけますが、国際政治はそんなに甘くないんじゃないの?と思います。
硬軟使い分ける知恵がないから国際社会での地位が低いのだとなぜわからないのでしょうかね。

Posted by: miyau | September 20, 2005 at 10:44 PM

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