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September 16, 2005

自由と民主主義

この国で長年与党を続けている「自由民主党」。
総選挙後、郵政民営化反対議員たちの権威迎合ぶりに辟易しながら、名前負けというよりは、その党名自体が「詐欺」だよなと思いつつ。その党名を体現していたのはいつのことだったのだろうと気になった。

WIKIによると自由とは、他のものから拘束・支配を受けないで、そのもののあるがままにあること。義務とは、切り離せない関係であるといわれるが、それは全くの間違いである。やむを得ない理由により義務を果たせない人の自由を否定するものであるとの批判もある。近代における自由の概念は、他者の意志にではなく自らの意志に従って行為することとして捉えることができる。この自由概念が封建的な身分制からの解放という思想を導き、ヨーロッパにおける市民革命を育んだ。
自由はまた他者の自由とも衝突する。 他者の自由を尊重せず勝手な振る舞いをしてはならない、という考え方は、J.S.ミル『自由論』のなかで表明され、今日他者危害の原則として広く支持されている自由観である。

近代的意味の定義からすれば、郵政民営化反対で当選した議員連中の擦り寄りは自由とは程遠い感は否めない。
そのもののあるがままにあるのは、小泉クンと側近連中だけだろう。

民主主義(みんしゅしゅぎ)は、デモクラシー(democracy)の日本語訳で、君主の対概念として民主なるものを立て、君主ではなく人民(ないしは国民)が主権(支配の正統性および実際の政治権力の双方を含む)をもち、為政者と人民が同じ(治者と被治者の自同性)であるとする政治的な原則や制度。
転じて、個人の人権(自由・平等・参政権など)を重んじながら、多数で物事を決める原則を民主主義と呼ぶ場合もある。 単純な多数決と混同されることが多いが、多数決が単に多数であることに正当性の根拠を求めるのに対し、民主主義は最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が求められる点でこれと区別される

この点では、形式的意味の民主主義である多数決主義ならば自民党ほど数の力で相手をねじ伏せることに恥を感じない政治家の多い政党は他に類を見ない。小選挙区制を信奉するということはそういうことだ。1票でも少数ならば国政に意見を反映させない制度だから。近代以降の定義には明らかに反している。

考えた結果、自由民主党は、前近代の自由民主党略して前自民党と改名すれば詐欺じゃなくなると結論付けた。
民主党も…ごたぶんに漏れずファシストの巣と化しているようだが。「世に倦む日々」参照
憲法改正のまやかしで、コメントさせていただいたが、こいつを日本のブレアと呼ぶしかないだろう。
まぁ、民主党の内部には以前から土屋たかゆきのような民主主義の敵が大勢いらっしゃるようですが。「自民党と変わらないかもっと酷いのなら自民党に」と投票した人が多かったから今回の総選挙で大負けしたのかもしれませんね。

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

TBありがとうございます。
「おきにいり」に入れてくださっていたんですね。こちらも入れておきました。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by: ニッパチ | September 18, 2005 at 12:54 AM

こちらそこよろしくお願いいたします(^^)

元来が自分のためだけのブログなもので、気に入ったら節操なくリンクしていたりします。
TBも関係あるかな?いいこと書いてる!とナントナクでやっていがちなのでこれまた節操ありません(笑)
こんな感じでよろしければ。

Posted by: miyau | September 18, 2005 at 01:54 AM

読んだもん勝ちブログのR・Kです。間違って二回TBを付けてしまいました。申し訳ありません。それから、憲法「改正」のまやかしにコメントをありがとうございます。同一人物です(笑)

Posted by: R・K | September 18, 2005 at 04:11 PM

了解致しましたー。一つTBを削除しておきます。
いえいえ、どういたしまして。
今後ともよろしくお願いいたします(^^)

Posted by: miyau | September 18, 2005 at 10:46 PM

TBありがとうございます。

なにやら自由社会民主党でも出来そうな雰囲気ですが、結局誰が生き残るやら。

今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: kohkan700c | September 19, 2005 at 10:34 PM

こちらこそよろしくお願いいたします(^^)
おっかない世の中ですが、大勢の人がちゃんと考えれば良い方向にいけるんじゃないかなぁと思い、書いています。

Posted by: miyau | September 20, 2005 at 12:22 AM

 私も、もはや自民党は「自由」も「民主主義」もなくなってしまったなあ、と思いました。名前と反対になってしまった。

<単純な多数決と混同されることが多いが、多数決が単に多数であることに正当性の根拠を求めるのに対し、民主主義は最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が求められる点でこれと区別される。>

 私は学校で社会科目が苦手でした。その私が、多数決がベストで、少数意見は切り捨てられるのが民主主義だとは習わなかった、とずっと思っていました。
 今の日本の政治は、こういった民主主義制度のことを、あまりにもないがしろにしてしまっていますね。
 政治家の人たちに学校で習う社会の勉強をし直して欲しい位です。

Posted by: 野良狸 | October 14, 2005 at 01:20 AM

そうですよね。小学生からやり直して欲しいですね。言葉をないがしろにするだけでなく、彼らがないがしろにし、ふみにじっているのは一人一人の心を持った人間の命だということに気づいて欲しいです。

Posted by: miyau | October 14, 2005 at 07:01 PM

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