September 04, 2007

誰かを助けたくて

溺れている誰かを助けたいと願いつつ、芋を洗うどころか、どうやって縄を結うべきかすらわからないままでいることが多いことに気づく。

とりあえず、どこからか縄を持ってきて助けることが先決だろうに。と、思って、縄を探しに行くといろんな人があれこれと激論していてどの縄がいいのかさっぱりわからなくなる。

この縄がいい、いや、あの縄は間違いだ。

はたと立ち止まってしまう自分がいる。

いやでも、溺れている人に届く縄があるなら、まずそれを持ってきて、溺れている人に投げて握ってもらおうよ。

溺れている人が意識を失っていたら、丈夫で長い縄の反対側を誰かに握ってもらうか、大きな木にでもくくりつけて水に飛び込むしかないかもな。

縄が長すぎるるなら、切ってしまえばいい。溺れている人を助けてあげるのにどのくらいの長さの縄が必要なのかはわからない。その場にいない人間には、何人分の重さに耐えられる縄が必要なのかもわからない。

願わくば、できるだけ多くの命を救えるように、そこいらへんにある縄を適当な長さに切って使って助けることのできる人間でありたい。

多くの縄職人がいて、縄職人は縄を結うしかできなくて苛立っているだろうに。
誰かが縄を結い、溺れている人を助けられる人がその縄を見つけて適当な長さに加工して、水に飛び込むことで溺れている人が助かればいい。

縄を結う職人は、溺れる人の役に立つ。拾ってくる人間も溺れる者を救えるだろう。適当な長さに切ってくれたり、木にくくりつけたり、縄のはじっこを持っていてくれる人も必要だ。
水に飛び込む人もいなければ、溺れている人を助けられないな。

一人で助けられるほど、泳げるわけでもないからね。

縄を結うしかできない人は、悲嘆するのかな。溺れている人の命を助けるためには、泳げない縄職人も必要ってことだろう。

みんなの力がなければ、人を助けるどころか何にもできないもんな。

でも、ただ、手を差し伸べるだけで助けてあげられるときには、どの縄がいいかなんてナンセンスなんだろうけど。

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October 26, 2006

「不 安倍 増」内閣カット先行公開

Under the Sunの連載コラムに「再出発日記」のくまさんのおともだちが書いたカットがおもしろいと紹介されていました。安倍晋三の「安倍」を安部だの阿部だの安陪だの阿倍だのと誤変換する人が多いことに目をつけて、安倍と漢字を間違えないように「不 安倍 増」内閣と覚えればよいとの内容に大爆笑。

ただ、カットを取り出す方法とエキサイトにアップする方法がいまいちわからないということだったので、取り出しにご協力いたしましたー。

そこで役得!卑怯にも弊ブログにて先行公開いたします。
どうぞ!ごらんあれ。
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September 24, 2006

安倍晋三が水道橋博士からダメだしされた

最近つぶやきネタが多いなぁ。
あ、職場の状況が大変を通り越して懲戒解雇になりまして、まるで国旗国歌斉唱時に起立しなかっただけで処分された東京都の教職員の人みたいな状態になりました。
「都教委の国旗、国歌の通達は違憲」
ここのところ遊び人生活(生活があるのでバイトはやっておりますが)&弁護士さんを3人雇うことになりました。おかげで、職場で受けていたストレスが無くなったために、精神が弛緩しているせいで、つぶやきネタが増えていると自己分析しております。


さて、本題です。
今日は日曜日だが、特に出かける予定も無くのんびりしていた。たまたま「ウチくる?」という番組を観ていたら、浅草キッドがゲストだった。「週刊アサ秘ジャーナル」というテレビ番組(小泉内閣は、こうしたお笑い番組に閣僚などを多く出演させ、大衆に媚を売らせることによって内閣支持率を水増しし続けて来た)に、安倍晋三が2回目のゲストで、新築の首相官邸に浅草キッドが赴いたときに、当時ブッシュ批判で話題だった「華氏911」を観てもいないのに「マイケル・ムーアは、あの映画ですごくお金儲けしたわけでしょ」という趣旨のことを言われて、水道橋博士が観もしないのに難癖をつけた態度に、芸人であることを忘れて真剣にダメだししたそうだ。
う…是非その回の「週刊アサ秘ジャーナル」は観たかったと思った。

2004年の夏と、古い出来事なので、情報があまりないのが残念だったが、「水道橋博士の悪童日記」に当時のことが少し書いてあった。

安倍晋三、2回目のゲストに。 前回は、官房副長官時代に、新装したばかりの首相官邸。 そして、今回は、総裁応接室にて。 周囲は、歴代首相の肖像。 まさに、「昭和の妖怪」に囲まれて、 この、進退が注目されている時期、40分だけ時間を頂いて。

いつもは、小泉総裁が座る総裁の椅子に俺たち、腰掛ける。
拉致問題など触れていると話は、堅くなりがち。
話題を変えて、趣味の映画に。
膨大資料のなかでチラリと見つけた、
「ギャング・オブ・ニューヨーク」を劇場で見たとき、
小泉総理と偶然遭遇した話、振ると、盛り上がる。
資料読み、功を奏する。
さらに、「グレート・ブルーも見に行った」とのこと。
「隣でやっている華氏911は?」の呼び水に、
「見ていない」とのことだが、
「マイケル・ムーアは、あの映画ですごくお金儲けしたわけでしょ」
という意味の言葉。
うむむむ…それは、いかがなものか…と。
仮に真実の部分があっても、
「中坊公平は、弱いものの味方をして、お金儲けしたわけでしょ」
と、弱者が語るのはともかく、権力者が語るのは、どんなものか。
「あなたたちは、岸、反対派でしょ、我が家で評判悪いよ」
とフジテレビの岸信介特番を見た話、笑いつつ。
そんな、こんなで、アッと言う間にタイムアップ。

さらに再放送を観た人のコメントをご紹介「見えない道場本舗-シュルト応援団」さんより

面白かったのは、先々週も名場面として放送された「アサ秘ジャーナル」の安倍晋三登場の回の話。

放送された映像では、マイケル・ムーアの「華氏911」を安倍氏が「ムーアはあの映画で大金持ちになった。アメリカンドリームはこの国から消えた、といってる本人が、実はアメリカンドリームじゃん!」と評し、それを発展させた丁々発止があったのだが、一見すると、若い政治家がさばけたジョークでうまく切り返したように見えた場面だったが、博士本人はその安倍の台詞に「逃げ」を感じ、半分戦闘モードに入っての追及となったと語っている。


その他いろいろと情報を漁っていたら、これが気になった。
息子へ、夢をWIKIペディア-安倍晋三

地元山口県にある吉田松陰記念館(萩市)には山口県出身・歴代総理大臣の蝋人形が展示されている。その片隅に、椅子に座った父・晋太郎の蝋人形がある。

これは、昭和60年(1985年)に、将来の「安倍晋太郎総理誕生」を想定して蝋人形が作られ、展示されたものである。少なからず歴代総理大臣を最も多く輩出してきた山口県の人たちの願望も込められていた。

当初、等身大に作られた晋太郎の蝋人形は、他の歴代総理大臣の近くに並べられ、ひときわ背が高く目立っていた。晋太郎が総理大臣になった暁には、最後に山口県から選出された佐藤栄作の隣に移すだけであった。

しかし「総理の椅子にもっとも近かった政治家」といわれていた晋太郎は死去(平成3年・1991年)し、その希望は叶わないものになってしまった。記念館では歴代総理と並べてひときわ目立つ安倍の蝋人形を並べて展示するわけにはいかず、足を折り椅子に座る形にして存続させた。

「サワヤカな安倍晋三は蝋人形が溶けたような顔なんかしていない」と、誉め殺しているブログをときどき見かけていたので、「そのまま並ぶことができそうだと」失笑してしまう。健康上の問題から首相の座をつかめなかった父親の安倍晋太郎の遺志ということかもしれないが。安倍晋三が自民党総裁になったのだから、吉田松陰記念館にはもうすぐ本物のサワヤカな蝋人形が陳列されるのだろう。

それってこういう感じでしょうか(笑)
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それとも

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こんな感じ…って、同じか(笑)
これは、テレ東がメディアスクラム破りをやっているというネタ記事から、画面のキャプチャにいたずらした画像を拾ってきただけなので、私の記事の内容と関係無いのは言うまでもありません。


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September 20, 2006

きれいなジャイアンがいいです

さて、出来レースと言われ続けた自民党総裁選挙で、大方の予想通りアベシンゾー(アベツボゾー)が圧勝した。
アソウ・タニガキ・アベのなかからしか選択の出来ない「党友」の皆様におかれましては、さぞやお悩みになったことだと思います(棒読み)。
ここにきてやっと「週刊現代」でアベシンゾーがいかに統一教会と深い関係にあるかを報じたが、週間誌以外では、耐震偽装問題などのアベシンゾーの暗部は無いことになっているようだ。

安倍氏、総裁選に圧勝…自民党第21代総裁に就任(読売新聞)

自民党の新総裁に選出され、一礼する安倍氏(20日午後)  自民党総裁選は20日午後、党員票の開票と党所属国会議員の投開票が行われ、安倍晋三官房長官(51)が第一回投票で全体の66%の票を獲得し、麻生太郎外相(66)、谷垣禎一財務相(61)に圧勝した。その後、党本部で開かれた党大会に代わる両院議員総会で、第21代総裁に選出された。

 同党総裁としては初の戦後生まれで、最年少。安倍氏は、臨時国会が召集される26日の衆参両院本会議で、第90代、57人目の首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる見通しだ。

 首相就任時の年齢でも、戦後では田中角栄・元首相の54歳を抜いて最年少となる。

 今回の総裁選は、小泉純一郎首相(党総裁)の任期満了に伴うもので、安倍氏の総裁任期は、2009年9月30日まで。

[読売新聞社:2006年09月20日 21時26分]


あまりの出来レース振りに、ニュースもろくろく観ていなかったが、「良い子、悪い子、普通の子」と三人を評している番組があった。「目くそと鼻くそとどっちか選べって言ってるのか?」とぼやいたら、連れが一言「きれいなジャイアンがいいです」。


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September 12, 2006

9・11

約3000人が犠牲になったアメリカの同時多発テロ事件から5年が経った。

9・11から5年、米大統領夫妻が献花

 【ニューヨーク=大塚隆一】約3000人が犠牲になった米同時テロから丸5年を翌日に控えた10日、全米各地で追悼の行事が始まった。

 2749人が命を落としたニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」にはブッシュ大統領夫妻が訪れ、犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。

 大統領夫妻はニューヨークのパタキ州知事、ブルームバーグ市長、救援活動を陣頭指揮したジュリアーニ前市長とともにグラウンド・ゼロを訪れ、国際テロ組織アル・カーイダによる乗っ取り機激突で崩落した北棟と南棟の跡地に造られた池にそれぞれ花輪をささげた。夫妻はこの後、跡地に隣接する教会での追悼式典に参列した。

 大統領は「私はあの日の教訓を決して忘れないと誓う。同様の損害を与えようとしている敵がまだいる」と強調。9月11日を「決意を新たにする日」と呼び、対テロ戦争への支持を改めて求めた。

 一方、教会の近くではブッシュ政権のイラク政策などに反対する数十人が「ブッシュを逮捕しろ」「米軍は撤退しろ」と気勢を上げるなど、同時テロ直後には見られなかった世論の亀裂もあらわになった。

 丸5年当日の11日には、グラウンド・ゼロで犠牲者遺族が参列して最大の追悼式典が行われる。式典は乗っ取り機が北棟に激突した午前8時46分(日本時間同日午後9時46分)に開始。犠牲者の名前の読み上げと献花が約3時間続けられる。

 一方、大統領は同日、ニューヨークで別の行事に出席後、4機目の乗っ取り機が墜落したペンシルベニア州シャンクスビルと別の乗っ取り機が激突したワシントン郊外の国防総省の追悼式典に参列。夜にはホワイトハウス執務室から国民向けテレビ演説を行う。

(2006年9月11日12時15分 読売新聞)

3000人の尊い命に花を手向ける行為。一見美しい行為に思えるかもしれない。だが、私たちが忘れてはならないことは、「テロとの戦い」と称する大量殺戮が5年間もこの地球上で繰り広げられたということだ。
9・11に端を発するこの「対テロ戦争」で、圧倒的な武力を持った「連合軍」が、アフガニスタンやイラクで何をしてきたのかから目を逸らしてはならない。

アフガニスタン侵攻は、「無限の正義作戦(Operation Infinite Justice)」とされ、後に、「不朽の自由作戦(Operation Enduring Freedom)」と改められた。

この虐殺での死亡者数は、民間人だけでも、4000人(これはかなり少なく見積もられた数字のようだ)。

アフガニスタン国際戦犯民衆法廷 起訴状

2001年10月7日から米軍が開始したアフガニスタン各地への空爆により、米軍は、非戦闘員すなわち一般住民に多大な被害を発生させた。マーク・ヘロルド米ニューハンプシャー大学教授は、空爆による民間人犠牲者数を、攻撃時間と場所を特定しながら調査した報告書を公表した。 集計方法は、2001年10月7日から2002年3月までにわたる期間中、新聞をはじめ様々な報道機関によって公式に発表された死亡者数だけを、重複計算を避けて集計したものであり、2001年12月23日の1回目の報告では、「10月7日から12月6日までの空爆による一般市民の犠牲者は少なくとも3767人に上っている」とし、2002年1月6日の2回目の報告で、「空爆開始から12月29日までの空爆での、アフガニスタン民間人の犠牲者数は4000人前後」としている。 しかし実際には、それら犠牲者のほとんどは空爆開始から2001年12月10日までの9週間に集中していること、米軍がメディアの従軍を許さない中にあって報道機関の知るところとなった死者数の統計に過ぎないことから、現実には、この数字をはるかに超える人命の被害が発生していることは疑いがない。

さらに、捕虜の虐待や虐殺も数百人という。アフガニスタンでの虐殺の被害者たちは、未だに人数すらわからないような状態である。これが正義の戦争の実態である。ザルカウイ傀儡政権を維持するために2万人の兵士をアフガニスタンに駐留させている(因みに日本には約4万5千人程度の米兵がいる。アフガニスタンより多くの兵力を置いて傀儡政権を維持しているといったところだろうか)。

イラクでは最小に見積もっても4万1千人最大で4万6千人の命が奪われつづけている(死亡者数はIraq body countより)。

「人命は地球より重たい」と言ったのは、ダッカ事件での自民党の福田赳夫首相だった(人命の前にアメリカがついていたという評判もある)が、今では、人質になった人々を心配する家族に罵声が浴びせられる。死んでしまった香田さんは、危ない場所に物見遊山で行った愚か者だから死んで当然と、叩かれる。

9・11同時多発テロ後のこの国は、かくも思いやりも寛容さも亡くした「品格溢れる美しい国」になった。
これが日本の伝統を取り戻した姿であるのならば、そんな伝統は唾棄すべきとしか思えない。


皇室にひさしぶりに男児が生まれた件について素朴な疑問を書いた乙武洋匡氏のブログが、炎上し、話題となっている。
めでたいと思っていようがいまいが、それは本人の自由だ。私も彼と同様に、子供が無事生まれたことは、良いことと思っているが、それに対して「正しい」反応を全ての人が判を押したように「しなければならない」と押し付ける態度には気持ちの悪さを覚える。
ハンカチ王子だろうがタマちゃんだろうが、メディアが無批判に垂れ流す「めでたい」「かわいい」に反発を覚えるのは至極まっとうだと思う。男女の性別やどこそこの生まれで、差別してはいけませんというタテマエを、「視聴率=カネ」の脊髄反射でかなぐり捨てて大量報道し、鼻息荒く「善意」を押し付けてくるマスメディアや匿名の大衆というものは、顔の無い気持ちの悪い存在でしかない。今回の件は数の力で「めでたい」を強要する精神的な暴力そのものだと思う。
行儀の悪い礼儀知らずな人々のがなりたてる「良識」など○○くらえだ。

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September 02, 2006

言葉で伝わらないもの

生きていて感じることや考えたことを、言葉で切り取る作業に熱中していると、つい忘れがちになる。

もやもやとしていて、言葉だけでは伝わりにくい感覚を、風景を切り取ることで残しておける。
ちゃんと画像を加工したほうが、見やすいと思うのだけど、下手さも含めて切り取っておこう。

「記憶の断片」作ってみました。

サイドバーの左下にもリンクがあります。

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August 16, 2006

最後っ屁?-小泉靖国参拝に思う

みなさま残暑お見舞い申し上げます。お元気でしょうか?
半月ぶりに思いつきが湧いてきたので書いております。
こんなに更新も滞り、TBもお返しできない私のブログにTBをくださったり訪問していただいているみなさんに心から感謝!
励まされていますよ(^^)

よいこのみんなへの注意書き

このブログは、世の中を斜めからしか見られない捻くれ者が書いているから、「テレビで言っていることが全て真実だ」、または「全て嘘だ」と、2択でしか考えられないようなお友達は、不快になる可能性が高いよ。しかも、冷静でロマンチストじゃないから、身も蓋も無い話になってしまう。だからロマンチストのお友達も読まずに立ち去ることをオススメするね。


昨日は敗戦記念日。無茶な侵略戦争の挙句にこの国が焦土となり、やっと戦争が終わった日。
マスコミが騒ぎ立てるなか、やっぱりやったコイズミ靖国神社公式参拝。

そもそも私は、自分の住む国だけでなく、世界中で戦争加害者及び犠牲者が出ないことを願っているので、祭り上げて顕彰するシステムは将来的に全て無くなってしまえばいいと考えている。名誉だろうがなんだろうが新たに戦死する人のための施設のいらない世界を願っているのだ。

今までも数回靖国問題について言及してきてもいる「殺戮の殿堂」「@nifty:NEWS@nifty:靖国参拝違憲判断、今後の参拝に首相「影響なし」(読売新聞)」靖国神社と愛国と

この問題については、宗教的には神道のトップである天皇が行くか行かないかが最も重要なはずなのだが、このことよりも「首相の公式参拝」の方に論議の力点が置かれてしまうのが、不思議なところ。

靖国神社は、キリスト教に例えて言うならば、ローマ法王が「あの教会は私の意に添わないことをしたからもう行きませんよ」と言って訪問されない教会みたいなものなのだろう。

だから、靖国神社に親族が祀られてしまっている1億2千万人のなかで、特に首相の公式参拝に力点を置く人というのは、「政治的意図」もしくは「感情的」問題からそこにこだわっていると推察される。

靖国神社はもともと明治政府が作ったものだけれど、そのころは政教一致だったし、国家元首=天皇=神道のトップだった。ところがその後、太平洋戦争で負けてしまって、戦時中の全体主義を復活させないために政治と宗教を分離して、天皇は「象徴天皇」となり政治の表舞台から降りて、官幣社だった靖国神社も1宗教法人となった。
その靖国神社が厚生省の求めに応じていわゆるA級戦犯を祀ってしまったことから話がややこしくなってしまった。

神道のトップである天皇が参拝しなくなってしまったのだ。神道上は一回まとめて祀ってしまうと、分けて祀るなんてことはできないというのが通説らしく、かつては官幣社として特権的な神社だった靖国神社は、神道のトップが見向きもしない神社になってしまった。

また、外交的にも、太平洋戦争で日本が勝手に侵略していった国の人たちからすると、設立当初からの戦争神社である靖国神社に戦争の加害者のなかでも特に酷い奴と認定されてしまった人を一緒に祀っちゃったところに、首相や閣僚が行くということに対する反発が起こってくる。

ただ、それだけのことなのだけれど、「外交」という世界では、国家としての威信というか、諸外国からの評価っていうものがある。まあ、どう考えても、来てくれってお願いされたわけでもないのに、近隣諸国にのこのこでかけていって、侵略していったことは間違いない事実だし、アジアのためーとか言っても、大勢の人を拉致ってきてタダ同然でこき使ったり虐殺したりしていたから、同じアジア人として友好的に扱っていたとは言えない。
死んでしまった人をどうこう言うというのではなく、あくまでどう評価されるかの問題として、外交的には「うわ、反省してないんじゃね?」「いったいあの国は、どういう無神経なんじゃ!」と評価されるであろうということは、想像に難くないだろう。

結論としては、首相が靖国神社を公式参拝すると外交的な評価が激下がりするということは、どれだけ心情的に中国や勧告から批判されることに反発する人だってわかると思う。


さて、この長い前置きは、コイズミによる靖国神社公式参拝の目的はいったいなんなんだろうねと。誰にとって利益になるのかねと、素朴に疑問に思ったから。それについての推論を書くために自分なりにまとめたもの。

コイズミは首相になるために、様々な権謀術策を弄してきた。靖国問題についての発言が原因で、昨日実家に放火されてしまったかつての盟友加藤紘一なんかも罠にはめて蹴落としたりね。様々な権謀術策のなかでも、特筆すべきだったのは、今までの自民党政権でもどこでもやらなかったくらいに、実質的に日本を属国としているアメリカ合衆国政府に絶対的服従を誓ったことだろう。もともとは、コイズミっていうのは、比較的加藤紘一に近い考え方だったらしいのだが、首相になるために、泥のついたアメリカ様のハイヒールを舐めたってことだろう。

その、コイズミが今までなんだかなんだといってずらしてきた靖国神社の公式参拝を8月15日という最も拙い日に強行したのかな?と考えたら、「日本は国際的地位を高めて世界のリーダシップを取ったりしませんよ。アメリカ様にずーーーとお仕え致しますよー」という米国覇権主義が未来永劫続くように、常に付き従っていくという表明なんじゃないかなと推測した。

日本がアジアで孤立してリーダーシップを取らないというのは、コイズミの考えた最大の奴隷からご主人様への愛情表現だったのかもしれない。最近テレビをにぎわせていた国際的恥さらし言動もその一環かもしれずと邪推してみた。

靖国神社公式参拝は、誰にとって一番得なのだろう。日本国民にとっては(一部の人の心情は除く)何の得にもならない。アメリカにしてみると覇権主義を継続したいと考えているならば、「良くできました」なんだろうけど、国内経済にも翳りがあってアメリカの大量消費に国際経済が依存している状況から脱したいと考えているとすれば、「げー」って感じかもしれない。

ただし、日本が国際的評価を下げることで、中国にとって最も得になるよね。もともと国連安全保障理事会の常任理事国ではあったけれど、経済力で劣っていたのでいまいちだった中国も最近は経済力をめきめきつけてきて、アメリカ一辺倒のなかで経済力と潜在的購買能力を梃子に独自路線の外交を進めてきているし、国内矛盾に対する不満を日本の首相の愚考で解消させることもできるだろう。

そんなふうに考えた。単なる最後っ屁ではないんじゃないだろうか。

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July 25, 2006

トゥーテ・ビアンケ(白いツナギ) と「Under the Sun」

今回は1月ぶりにならなかったぞ!と、みなさまお元気にお過ごしでしょうか?
日本全国で水害が発生していて心配なのに、さらに福田が降りて、売国奴で岸信介の孫安倍晋三が総理最有力と報道されているので、憤懣やるかたない方も多いかと思います。テレビや新聞などのマスメディアがグローバリズムと心中しようとしているところなので、私も、マスメディア関係者や鵜呑みにする(どうでも?都合の?お好きな言葉を入れてください)「○○いい人」たちに警告を頑張って発信しなくてはと思いつつ、A4で25ページ+別紙6ページの長大文章を作成していたので(まだまだ、続編を書く必要がありそうです(涙))、ニュースやみなさまのブログを横目にストレスから来る頭痛と格闘しつつ、自分のブログを更新していないわけです。言い訳です。ごめんなさい。

と、心の叫びはこれくらいにして、今日は久々に物語でない普通のコラムを書いてくれと書いてあるのに気がついたのが昨日だったので、自分のブログで詳しく取り上げようと暖めていた「トゥーテ・ビアンキ(白いツナギ)」を紹介することにしました。
そしてあまりに引用が長大なもので、「トゥーテ・ビアンキ(白いツナギ)」と「Under the Sun」についての私的夢想をこちらに掲載いたします。私的夢想なもので、論理もへったくれもありませんが、おつきあいください。

Under the Sun」のコラムは12時過ぎに公開されますご容赦ください。

以下本文------------------------------------------------------------------------------

私たちが曝されている新たな抑圧は、目に見えないグローバルな抑圧システムの一部なんだなと思う。グローバルな抑圧システムに抵抗する人々がゆるやかに繋がっている「Under the Sun」のコンセプトに低通するものを感じる。もちろん、彼らはあくまで「リアル」の世界で活動していたのであり、私たちは「バーチャル」なインターネットを通じてちまちまと、コラムを書いたり、お互いのブログを通じて情報交換したりしているにすぎないし、デモなんかやるわけでなく、キーボードだけで抵抗している人も多く、違いは多々ある。ただ、バーチャルといえどもモニタの向こうにリアルな生身の人間がいるということに変わりはない。バーチャルもリアルの境目もボーダーレス化しているのだ。空間的・時間的な制約が少ないことが流動化するこの世界ではバーチャルのほうが有利ともいえる。
別に頑張んなくてもできるのが「Under the Sun」のいいところじゃないのかなぁ。
いや、コラムとか書いているときは頑張ってますよちゃんと(笑)。
日ごろ言いたくても言えない正しいと思うことをバーチャルなら伝えられる人っていうのも大勢いる。そういう人たちにとっての一つのシンボル的存在になりうるんじゃないかと夢想している。シャイでもできる社会的アクティビズムの一種として。
政治・環境・医療・差別・戦争・貧困etc.それぞれの人が直面するいろいろな問題があって、個別な問題について考えたり、行動したりしている人々が大勢いる。最初は個別の問題に向かっているのだけれど、この世の中について考えることから突き詰めていくと、グローバルに展開される抑圧システムに気がついて「ああ、この新自由主義とかグローバリズムって奴が醜い資本主義をロンダリングしているだけなんだ」って気がつく。バラバラだった私は、繋がって私たちになる。それが、世の中を変えていく力の源泉なんだろう。ふわふわしてつかみ所がない「Under the Sun」をマルコと同じようにそれぞれの参加者がそれぞれ探している。お互いに手を差し伸べあったりしながら。これが社会的信頼関係の基礎的状態であるとするならば、じっくりじんわりでも確実に広がっていけば、繋がっていけば、世の中が悪くないと思える状態になっていきそうな希望を感じることができる。ニヒリズムだけでは生きている喜びから遠く離れていってしまう。
人間は明確な考え無しには行動に移すことはできない。「わかっちゃいるけど…」は、「わかっちゃいない」なのだ。もやもやっとした「感じ」を明確にして一人一人が「正しい」と思える行動に移せるようになっていく足場みたいなものに「Under the Sun」がなるといいな。

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July 01, 2006

民主主義ってなんだろう

丁度一ヶ月ぶりに自分のブログを更新しています。みなさまお元気でしょうか?
まずは、一ヶ月もお留守にしている私のブログにTBを送ってくださっているみなさまに心からの感謝と全くTBすら返せないことのお詫びを申し上げます。

簡単な近況報告を書いて生存していること、と自分が直面している理不尽や権威主義とのたたかいを軽くご報告します。

もともと、精神的暴力をなんとも思わないような上司たちだったのですが、自分たちに都合の悪い過去が暴かれそうなので躍起になってあちこちで精神的暴力を振るってまわっています(^^;)

精神的暴力を振るうということは、その場しのぎにはとても良い方法ではあるのですが、長い目で見るとかなりマイナスですよね。相手から信頼されなくなるし、解決できる問題もこじらしてしまいます。
なにより、訴訟などになったときにかなり不利です。それが、わかってかわからずか全く恥としない態度に辟易します。

なんと、私自宅待機を言い渡されたのですが、それが文書もよこさず、きちんとした説明すらしないというなんともいえない状態。「事務所を出て行け!」などというベタな恫喝を受けているので、自宅待機は願っても無いことではあるのですが、なにせ文書すら渡さないで言い渡されたので内容証明を出したりと何かとたいへんではあります。

絵に描いたようなパワーハラスメントや恫喝を日々あちこちでやっているようです。

怒りというのは行動するパワーにもなるので、大事な感情ではあるのですが、それはいったん冷静に分析してどうして自分が怒っているのか道理はあるのかどう表現したらよいかを経てはじめて使えるパワーな気がする今日この頃。

今から「マルコ」の物語を書くので、連れに教えてもらった小ネタを紹介して退却~!

http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1662.html

138 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/06/26(月) 22:36:19.02 ID:hTv/AvWF0
ドンドンドン!
小泉「誰だ?」
ブッシュ「アメリカのブッシュだよー」
小泉「ほんとにブッシュか?」
ブッシュ「ほんとにブッシュだよー」
小泉「ほんとのブッシュならこれを答えてみろ。ことわざです。馬鹿は死ななきゃ……」
ブッシュ「生きている」
小泉「ブッシュだ!」


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May 28, 2006

「もしも私が天才だったら」-連載コラム8回目

連載コラムだけはなんとか書いて、寝てしまいやっと今日(あー日付は日曜日になりました)「そぞろ日記」からみなさんにTBでも送ろうかなぁと重たい腰を上げました。

さて、職場のごたごたは集団妄想を生み、欠席裁判に次ぐ欠席裁判で嫌気が差すのですが、こうした状況になると関わっている人間の一人一人の人間性が試されてくるので、密かに面白がっている自分がいます。
日ごろ口にしている良心に従った行動が取れるのかどうかを観察しているのでございます。
口ほどにも無い「大人」でない「大人」の集団を冷静に観察できるというのは、めったにない機会。
その人の行動に本心が現れています。「良心」を行動指針にしているのか「自己保身」を行動指針にしているのかが顕著になるので、好かれたい人なのか別にどうでもいい人間なのかを観察する。

言葉の断片のみで構成される情報のみで私をスケープゴートにしたがっている様子なのでそうなったらそうなったで腹を括って裁判するしかないかと考えています。
大変なことになった原因は自分たちの考えの無い行動が原因なのですがね。責任者である自分たちが責任を全く取らないのに当事者の間に入っている私に責任をかぶせようとしているので、徹底的に抵抗する気持ちが強くなるのです。

心配してくださる人々は大勢いるのですが、「心配」といいながら自分の良心に目をつぶってしまう人が多いのも事実。そこでも観察、観察。それに巻かれるくらいなら、自分の良心に反することを口にしておべっかを使うくらいなら、裁判に到底勝てない理由で解雇しようとする相手のバカさを逆手にとって、巻かれずにのんびり裁判でもやりながら友人と進めている計画のほうに専念できるなぁとも考えて。どれくらい相手が頭が悪いのかも観察しているのです。

職場では、「それやったらもっと大変な状態になるよ」くらいは言ってやってあとは静観しております。自己保身でない行動原理に身を置く私は、彼らにとって天災以外の何物でもないらしく、懐柔しようとはせず、恫喝してきますが、裁判で使える材料が増えていくだけの話なので「可哀想」としか思いません。

病気がちでもお仕事はきっちりやっていますし、主治医のところに裁判で使えそうな記録が山盛りあるのも心強い。しかもあと数年しか勤めない人が好き放題、将来のことなど何も考えずに「自己保身」で行動している人々をこのまま放置するのは性にあいませんから。さー喧嘩だ喧嘩。こっちからは売りませんが、売られたら買う気満々な今日この頃でございました。
日ごろから民主主義!なんて言っているのですから自分くらいは正しい行動とらなくてはね。言っていることに説得力微塵も無くなってしまいますものね。


皆様への近況報告でした。おやすみなさいませ~。(書いているうちにTB送る時間が無くなってしまいました)。明日大雨なら送れるかも?

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